カスタマー・サティスファクション、その前に。
今、カスタマー・サティスファクションを標榜している企業は多い。
でも、それは本当に出来ているのだろうか?
先日、銀座にある有名店で行われたイヴェントに招待され参加した。豪奢な店舗で行われたイヴェントは素晴らしく興味深いものだった。
私はそのイヴェントの前に同店の違うフロアで友人と待ち合わせをしていた。
そしてそこで、ビックリするような光景を目の当たりにした。
それは、買い物をしているお客様が通路に置いた荷物を、従業員達がコソコソと「営業妨害だ」等等と話し、そのうちの一人がそのお客様の荷物を足で軽く蹴って移動させていたのである。
もし、邪魔なのであれば一言お客様に「お荷物が多くて大変ですね、よろしければ私どもでお会計までお預かりいたしましょうか?」と一言声をかければ良いのに・・・・。
素晴らしい店舗で素晴らしい服装をしていても、このような行動は残念。
大企業であれば当然、品格の高い人、低い人、色々な人がいる。
商品の開発のため、お客様のために血の滲むような努力をしている社員の方も多くいると思う。
しかしたった一部の数名の社員の行動が、小さなことであっても信用を失墜してしまう。
「真実の瞬間 moment of truth」(ヤン・カールソン著)の通りだ。
これが日本を代表する企業かと思うと非常にがっかりだ。
カスタマー・サティスファクションの前に、美しい店舗とか優れた製品の前に、人をしっかりと育てるべきだと深く思う。
人がしっかりしなければ、カスタマー・サティスファクションは実現できないだろう。
事実私はもう、そこのお店で製品を購入する気はなくなったのだから。
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