コントラバスに纏わる元ベルリン・フィル、コントラバス奏者ライナー・ツェペリッツ氏の思い出
最近、アマチュアのコントラバス奏者の方とお友達になった。
私のコントラバスの思い出というと、ベルリンフィルであり、中でも元ベルリン・フィル、コントラバス奏者ライナー・ツェペリッツ氏が思い出深い。
桐朋学園を卒業してから、しばらく桐朋学園オーケストラアカデミーに諸先輩方、同級生とエキストラの仕事をしていた。
アカデミーの演奏会では、アカデミーの生徒達と一緒に数名の世界の巨匠と日本の若手演奏家がコラボして演奏会を開催するといった(コンサート)授業だ。
丁度、マーラーの「巨人」をやったときは元ベルリン・フィル、コントラバス奏者ライナー・ツェペリッツ氏が来ていた。
思い出すのは二つ。
ひとつは、構内の自動販売機のリアルゴールドがお気に入りでいつも飲んでいたこと。そしてもう一つはやはり「巨人の」第三楽章のコントラバスのソロだ。
コンサート自体は素晴らしいものだったが、特に第三楽章のティンパニーとコントラバスの二重奏だけ、その部分だけベルリンフィルだった。私も留学前だったので、あまりにも今まで聞いたコントラバスとの違いに、カルチャーショックをかくせず呆然とした。
そのコンサートでは、わが師の田宮教授と演奏しつつ眺めていた。終演後、師と食事に出かけると「あれがコントラバスっていうんだよ、本物を学んでこい」とお言葉を頂き、私をツェペリッツ氏に「今度、コンラディンのところに行くから宜しく頼むよ」と紹介してくださった。
随分長くなったが、コントラバスにまつわる思い出。
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