最近、ＳＮＳで昔の友達とつながることが多いので、何となく数回にわたって桐朋学園の校舎の思い出を話してみたいと思う。

やはり多くの卒業生が絶対忘れないのは学生ホールだろう。

学生ホールというのは、どこの音楽大学にもあると思うが、学生が講義の合間、練習の合間にお茶をしたり、食事をしたり、喫煙したりする待合室のようなところである。

ようは、たまり場。

勿論、音楽部は高校からあるので高校生、大学生、卒業生、業界関係者など様々。ごちゃまぜ。

そのホールにあるものは・・・・

・自動販売機、無料のお茶マシーン。

・掲示板（チョークで合わせの場所をかいたりする）

・コピー室

・公衆電話

・灰皿（私が卒業して数年で禁煙になった）

・テーブル六人席が20脚ぐらい？

・コンサートのチラシ棚

ここで注目、忘れられないのが『公衆電話』だ。

当時は携帯電話は殆ど普及していなかったため、緑の公衆電話を使うのが普通。

架ける学生も多かったが、受ける電話も多かった。つまり、学校にいる友達と連絡をとるときは、公衆電話、自宅電話など外から緑の公衆電話に電話をする。

電話番は決まっていないが、電話のそばにいる人が、電話が鳴ると、受け、ホールにいる人に伝言したり、該当者を呼び出すのだ。

昼間は特に自宅の留守番電話メッセージを聞くのに大行列。

「行列の出来る公衆電話」

携帯電話が普及した現代では考えられないが、そういう時代だったのだ。

そしてその学生ホールから、学生達はそれぞれの世界へ羽ばたいていく。

桐朋学園の思い出「学生ホール」

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