満足が贅沢
「今では享楽者とか快楽主義者という誤解された意味でのみ使われている”エピキュリアン”という言葉だが、その語源となった古代ギリシャの哲学者エピキュロスは、生きていくうえでの快楽を追求した。
そしてたどりついた頂点が、満足という贅沢だった。
その贅沢に必要なものは、しかし多くはなかった。すなわち、小さな庭、そこに植わっている数本のイチジクの木。少しばかりのチーズ、三人か四人の友達。
これだけで、彼は充分に贅沢に暮らすことができた。」
Byニーチェ『漂泊者とその影』
私は月初に携帯を壊してしまい、ほぼ全ての知人の連絡先を失ってしまった。
しかし、メールや電話をする人は数百人の中から限られた人だけだった。最初は不安だったが、慣れてしまうと逆に心地よい。
最近はニーチェの言葉に共感し贅沢感を味わえる。
・・・悪くない。
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