トランペットレッスン日記27・・・オーケストラスタディー 青き美しきドナウ

今回Aさんのレッスンでは、半音のエクササイズの後、前回に続いてオーケストラスタディーでヨハン・シュトラウスの「青き美しきドナウ」をレッスンしました。


先ずワルツの1番です。


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このワルツでは、伴奏の途中からD,D,Fis,A,Dとメロディーになります。注意すべき点は三つです。


[1]メロディーが3拍目から1拍目になっているので弱拍から強拍への意識を持つこと


[2]2拍目はFisで#がついています。臨時記号には大切な意味があるので丁寧にあつかいます


[3]最後に上昇しきった実音Dはそのフレーズの中で一番大きく輝かしい音で吹きます。


次に2番ワルツです。


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このワルツで注意すべき点は四つです。


[1]先ず最初の伴奏は短めに吹くのは当然ですが、実音Aを真っ直ぐロングトーンしているイメージを持ち、弱拍と強拍を意識します。※ブレスの回数もなるべく少なくしましょう。


[2]一番、二番カッコ、Fineの一拍目ですが強くならず少し弱めに吹いて一旦収めましょう。


[3]dolceの部分はコンサートマスターの弓を見ながら、飛び出すことのないようにまた、実音Dはエレガントに弦楽器に溶け込む音色を意識しましょう。


※Aさんの楽器は上のDが極端に低いので13で音程をとるようにしました。


[4]最後二小節は、四分音符が六つ続きますが、勢いでクレッシェンドするのではなく、一つづつ丁寧にだんだんと正確にクレッシェンドします。最初と最後が大きければ良いわけではありません。


次に3番ワルツです。


P1010579


このワルツでの注意点は三つです。


[1]Lebhaftからの入るタイミング


[2]]Lebhaftの実音Gの伸ばしの音程


Aさんの場合は、楽器の問題でかなり上ずる傾向があったのでその前後に影響をあたえないようにチューニングスライドを抜く方法をアドバイスしました。


[3] 最後Fineの小節の一拍目は強拍ですが収めること。


以上が今回のレッスンで一緒に勉強したことです。


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