トランペットレッスン日記29・・・発表会に向けてペヌクワン作曲 コンサートのための小品 その[1]

Mさんは11月の発表会にペヌクワン作曲の「コンサートのための小品」を演奏することにしました。


この作品はあまり知られていませんが、ラインハルト・フリードリッヒ教授が下記のアルバムで録音しています。


「La Belle Epoque」 French Music for Trumpet and Piano


P1010638


P1010636


この作品は音域も扱いやすく、中級者~チャレンジ出来、表現力に注力できる楽曲です。


楽曲の前半、Allegro maestosoでは特に重要な点は三つあります。


[1]先ず一つ目は、二小節目から始まるテーマが完全5度、4度、4度で始まります。ここの音程が正確にとれなくてはいけません。


通常、ピストンのトランペットで吹くと上の実音Dはぶら下がってしまいますので、あえて12の変え指を使うと良いでしょう。


※普段から、実音Dの指使いを0で吹いても12で吹いても音色に差が出ないようにトレーニングしておきましょう。


[2]そして二つ目は、リズムです。


符点32分音符がいたるところに出てきます。この32音符を16分音符にならないように正確に演奏することはとても大切なことです。


そのためには全体のテンポを四分音符でカウントするのではなく、常に八分音符でカウントすると良いでしょう。


途中では32分音符と16分3連音符が出てきますので、丁寧に違いを表現していきましょう。


[3]そして最初の実音Dを吹き始めるときには、13小節目の実音Gの音を山に見据えて音楽を進めていくと良いでしょう。


次回は中盤に進みます。


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