トランペットレッスン日記33・・・ダイナミクスの充実の為に音階練習は不可欠
今回Oさんのレッスンでは、ダイナミクスの充実、即ち音量のパワーアップの方法についてとりあげました。
不思議なもので、音量(特にフォルテ)というのは日頃からMAXで練習していないと徐々に小さくなってしまいます。
ですから、常にフォルティシモの練習は可能であれば毎日取り組んで頂きたいと思います。
今回はベルリンで60年代ヴェゼニック教授のクラスから、いや、もっと前から続いている音階練習(トーンライター)に取り組みました。
この練習は下記のようなスケールを簡単なパターンから複雑なリズムパターンで、ゆっくりから速く、そしてピアノからフォルテまで最大限のダイナミクスをつけて先生とクラス全員で一緒に吹きます。
私は桐朋学園の田宮クラスでも行いましたし、ベルリンに留学してグロート教授のもとでも同じように音階練習を行いました。
このような、音階練習(トーンライター)は幅広い音量を求められるオーケストラ奏者にとって、時代は変わってもとても重要な練習の一つだと考えております。
Oさんにとっては、初めての経験で珍しかったようですが、四分音符の一オクターブを一緒に息をタップリ使って吹きました。
Oさんは、この練習方法に納得し、息の流し方など何か新しい発見をしたようです。次回のレッスンが楽しみです。
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