トランペットレッスン日記37・・・ハイドン作曲 トランペット協奏曲その②

今回は展開部から始めたいと思います。


いわゆる難所と言われる部分でオーディションの受験者が多い場合は、展開部から吹かされる場合が多々あります。


ここで注意しなければならないのは一点です。


それは、より音楽的にエレガントに吹くこと。


オーディションの場合B♭管で吹くことが多く、最高音のhigh Desを吹くのが難所の為、その音を出すことが目的になってしまう人がよくいらっしゃいます。


確かに心情としては、ミスしたくない気持ちはよく分かります。しかし、最高音だけ吹けてもその前が音楽的に吹けていなくてhigh Desだけかろうじて出ても説得力に欠けるものです。


よく考えましょう。


『オーディションに立ち会うのはオーケストラ団員全員です』最高音high Desがミスなく吹けるに越したことはありませんが、木管楽器や弦楽器の人達からすると音楽的な演奏のほうが重要と考える事でしょう。


ただ誤解しないで頂きたいのは、最高音high DesをミスしてもOKと言っているのではなく、最高音に囚われることなく、音楽を大切にするという事です。


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練習方法としては、特に展開部は音域が高いのでオクターブ下から始めて、半音づつ調を上げていくのが良いでしょう。


世界中のトランペット吹きが泣かされる場所で、”ハイドンの怨念”などともヨーロッパでは言われています。


ジックリ取り組んでみてください。


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