トランペットレッスン日記47・・・オーケストラスタディー ベートーヴェン作曲 交響曲第九番

日本人は年末にベートーヴェンの第九を演奏すること、そして聞くことが大好きで年末イヴェントの一つとなっています。


しかし外国では特にそのような習慣はありません。


一年の中で一時的にクラシック音楽が流行るときですが、クラシック音楽の演奏家としては日本国民に年間通して興味関心をもって欲しい思うのが本音です。


余談が多くなりましたが、今回はベートーヴェンの第九についてのポイントを書きます。


・先ず第一楽章の冒頭部分の32分音符ですが、出来る限り待ちましょう。そして実音Aの32分音符も急ぎやすいので注意しましょう。


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・第一楽章の最後の部分ですが、32分音符と16分音符の違いを明確にしましょう。


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・第四楽章、第九の中で最も有名なメロディーです。フォルテで書いてありますが調和を大切にしましょう。その中で上昇形は少しクレッシェンドし下降形では少しディミネンドし、メリハリをつけて吹くのが音楽的にも、スタミナの面でもポイントです。


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・メロディーが終った後は強弱記号は特にありませんが、すみやかに音量をPに落とし木管楽器とヴァイオリンより小さく、ティンパニーと一体化し吹きましょう。


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・マーチの2ndトランペットのSOLOは最初ピアニッシモと書いてありますが、あまり小さすぎないほうが良いでしょう。


そして、マーチ、八分の六拍子ということもあり六拍めの八分音符を強調し大きく吹きすぎる奏者もいらっしゃいますが、大切なのは一拍目です。一拍目への方向性が見えないとマーチには聞こえませんので注意しましょう。(特に実音FからB♭へ向かうとき)


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その他にも多くのポイントがありますが、指揮者の指示によって差がありますので上記の部分をおさえておけば良いでしょう。


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