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今朝のひと時はブラームス作曲交響曲第4番から



村上春樹「ノルウェイの森」の中で主人公が直子とのデートでいく予定だったコンサートの曲だ。



その時、高校生だった私。

授業は英語以外は興味がなく、ほぼほぼ、机に突っ伏して寝るか、村上春樹の本を貪るようにして読んでいた。その読み耽る第一歩になったのが「ノルウェイの森」今も、大切に部屋の本棚に置いてある。(ここ20年、新作の村上春樹作品は読んでいないので、春樹ニストではないと思う)



勿論、高校生の時はブラームスの4番は聞いたことがなかった。初めて聞いたのは19歳の時だろう。



アバド指揮ベルリンフィルの日本公演。



音大と深夜アルバイトで徹夜が多く、残念ながらコンサートのほとんど、寝ていたような気がする。



当時は桐朋学園で勉強していて、弦楽器の学生が多い学校だったので、ブラームス談義に花を咲かせる友人が多かった。



音大なので男子学生は少なく、女子学生の方が多かった。特に女子学生達はブラームスの素晴らしさを淡々ときには情熱的に語っていたが、当時の私にはその素晴らしさはあまり響かなかった。



しかし、徐々に年齢を重ね学生時代のうちに弦楽器の世界を知り、弦楽器にハマり、そしていつの間にかブラームスの作品を愛するようになった。要は、ブラームスの素晴らしさは青二才、未成年のボクには大人の音楽でわからなかっただけだ。(女性って大人だな。)



さて、そんな私もブラームスな年齢になりはじめ?今日、お届けするのは悲壮感、哀愁たっぷりの交響曲4番第1楽章です。



今日も良い1日をお過ごしください。





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