仮面の告白「お正月になると思い出すこと」

私は中学生の頃、三度の飯より部活とトランペットの練習が大好きな吹奏楽少年でした。


お正月は部活がお休みなので、私はトランペットが吹けなくて、憂鬱でしかたがありませんでした。


それである年のお正月、吹奏楽少年はついに一線を越えてしまいます。


何と大胆にも、誰もいない学校に忍び込み、音楽室でガンガン、トランペットの練習を始めたのです。


しかし、小1時間も過ぎた頃、隣の職員室に人の気配が…慌てて、打楽器の影に身を隠しました。心臓が破裂しそうなほど、「ドキドキ」。


すると音楽室の扉が開き、先生が点検に入ってきて「誰だ!」と…。


死ぬ程ビビりながら、息を潜めていたのですが、観念して「ごめんなさい」といいながら、先生の前に出ていきました。


すると先生が一言、「練習したかったのか…帰る時、職員室にいるから声をかけなさい」とだけ。


その後、この先生のご配慮で三日間、気兼ねなく練習することができました。


毎年お正月になると私は、この出来事を思い出し、何故か普段からサングラスをかけていた、この先生に感謝します。



■まさのホームページ
ようこそ トランペット奏者 福島正紀の世界へ!
http://www5.ocn.ne.jp/~klingen/


Skype Lesson

コンサート情報

Facebook