『饗宴』この曲は黛敏郎の名曲。

編成はフルオーケストラ＋サックスセクション。またグラスハーモニカなどを取り入れた素晴らしい作品。また、パーカッションtuttiがあるなど奇抜でもある。

実はこの曲私が高校生のころ吹奏楽コンクールの自由曲に演奏した曲。

今や野田市の吹奏楽は、どの学校も名門といわれるほど「吹奏楽、音楽の街」になったが当時は予選で金賞をとることが精一杯のスキル。

私が通った高校はそういった実力の高校だった。

だから、目標は「金賞、県代表」も欲しいが、賞よりは会場をいかに興奮させるかといったところ正直。

非常に上手な演奏をする団体の中、私たちはなりふり構わず、どこまでも泥臭くマニアックな演奏だった。

そして私たちの演奏は指揮をした恩師のＫ先生のパワーで聴衆を「おおーすげー！何なんだこの高校は」とうならせる、ある意味、狂気に満ちた演奏だった。

結果は初の金賞だった。皆が感極まり感涙、感激をした。

それから数十年、今となっては懐かしい「夏の思い出」

あの夏は、もう二度と返ってこないが、もう一度演奏してみたいな～なんて最近思う。


私は無茶苦茶な部長だったけど恩師にそして、仲間に感謝。