恩師のひとこと
「恩師のひとこと」これはちょうど数十年前、今頃、二月。高校受験のまっさかりのころ。
私はとある私立高校を第一志望に死ぬほど勉強していた。
そして受験が終わり合格発表を待ち望む毎日・・・確約はあったけどなぜか私は落ちた。
発表は担任の先生が病欠のため副担任の先生から、さしでつげられた。
この先生は今、国内でいう体罰教師だ。竹刀でなんどもなぐられたこともある。
音楽と程遠い、先生。その彼から告げられたのは・・・
「高校は不合格だ、だけど君にはトランペットがある。」
「トランペット奏者になりなさい。」
かなり困惑した。でも私は結局、地元の高校に通い音楽、ラッパ漬になった。だけど一寸先は闇、目標も目的もハッキリしない。
紆余曲折あったが、今、私はトランペット奏者であり一教師でもある。
もちろん、それから多くの恩師、友人にめぐまれた。ということもあるが教師の「一言」は心の支えになる。
そんなことを今日思い出した。
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