不毛地帯 一読の価値あり!
今度、フジテレビで山崎豊子原作の『不毛地帯』というドラマが始まります。山崎豊子の代表作には「白い巨塔」「華麗なる一族」などがあり誰もが一度はテレビで見たことがあるかと思います。
この作品には終戦、シベリア抑留、高度経済成長期を舞台に主人公の愛国心、戦友との友情、苦悩と葛藤が描かれており私の好きな本の中のベスト5には入ります。
特に前半のシベリア抑留の場面はショッキングですが演奏家にとっては一読の価値ありです。
抑圧され続けた社会背景の中で生まれたクラシック音楽作品は多く、例えばスメタナのモルダウ、シベリウスのフィンランディア等・・・そういった抑圧された社会背景を反映した作品を演奏するにあたって、広い意味で作曲者の『祖国を思う気持ち』がよく分かり非常にプラスになると思います。
原作はかなりのボリュームがありますが(本を重ねるとラッパのマウスピースと同じくらいの高さになります・・・だから厚さでいうと9センチ位。)、グッと作品に引き込まれアッという間に読み終えてしまうと思いますので、是非、原作読んでみてください。因みに私は4~5回は読んでます・・・
■まさのホームページ
ようこそ トランペット奏者 福島正紀の世界へ!
http://www5.ocn.ne.jp/~klingen/