トランペットレッスン日記3・・・J・B・アーバン ヴェニスの謝肉祭
先日からMさんのレッスンではアーバンの『ヴェニスの謝肉祭』をとりあげてます。
トランペット吹きなら憧れる超絶技巧の名曲です。
練習していくにあたって、大切なのは二点、①『8分の6拍子』と②『練習するテンポ』。
先ず①『8分の6拍子というリズム』これは、日本人が苦手とするリズムで、中々上手く演奏できません。
そこで、いきなりメロディーを吹かずに、テンポ80位(付点4分音符を)で、8分音符3つをタンギングで吹きます。音階練習などでよいでしょう。
次に8分音符3つのうち前の二つをタイでつなげ、4分音符と8分音符つまり2:1で吹き、8分の6拍子を体の中に憶えこませましょう。
決して3:1の16分音符にならないようにしてください。また、注意点としては3、6拍目を充分に意識し大切に吹きましょう。
次にヴァリエーションを練習するときのテンポですが、一番難しい、最後のヴァリエーションⅣが吹けるテンポで練習し始めるのが良いでしょう。
さて、曲にはいりますがイントロダクションは一番初めの6拍目が出遅れないようにしましょう。次に、テーマですが正確なアーティキレーションは当然ですが、後半の16分音符は特にクレッシェンドとディミネンドを少しオーバーにつけると良いでしょう。
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