トランペットレッスン日記25・・・J・スタンプ三つのさらい方とロータリートランペットのマウスピース選び
今回Aさんのレッスンでは、前半で「J・スタンプ」によるウォーミングアップをし、後半でロータリートランペットのマウスピース選びをしました。
まず前半に行ったJ・スタンプでは、著者が記述している音の感じ方、上の音は低く、下の音は高くイメージする他に二点教授しました。
[1]音の高低があっても、ピアノのように真っ直ぐ、一直線に聞こえるように吹くこと。
[2]歌手のように頭から響かせて音がでているように吹くこと。
どれも文章で書くと非常にわかりにくいですが、吹き分けて見せることによって勘のよいAさんはコツを掴んだようです。
次にマウスピース選びです。
今回Aさんは、上の音を楽に吹きたいとのこと。楽器はシェルツアーのC管。
ブレゼルマイヤーとティルツをサンプルにチョイスをはじめました。
Aさんは音階を吹き、音色、音程を確認していった結果、ブレゼルマイヤーのモデル、キューンとヴィレンベルグの2種類まで絞り込みました。
そして最終的に[1]吹き易さ[2]音色(明るい音色)を決め手に選びました。
私も”吹き易さ”を重視して勧めました。
ここからが今回のポイントになりますが、もう1本のマウスピースは非常に音がしっかりとしていて、下のパートを吹くときも重宝しそうなマウスピースでした。
しかし、彼女は週に練習する時間もあまり多くとれない為、練習により慣れるまでの時間がない。また何よりも彼女にとっては、上の音が楽に出せることが重要だったわけです。
結論を申し上げると、特に練習時間が少ないプレイヤーの場合は音楽に集中するためにプライオリティー(優先順位)をしっかりつけてマウスピースを選ぶのが良いと思います。
有名なプレイヤーが使っているからといった理由で選んだりすると、音楽に集中出来ないばかりか、貴重な練習時間を無駄にすることになるでしょう。
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