トランペットレッスン日記32・・・正確な音の出だしとオケスタ メンデルスゾーン作曲 結婚行進曲
今回Nさんから、ハッキリとした正確な音の出だしをマスターしたいと相談がありました。
確かに、ご本人が仰るように音の立ち上がりが遅く不明瞭な時があります。
原因は明白でありそれは、発音をする準備ができていないまま吹き始めるためです。
注意点は一つです。
最初に「ター」とタンギングするときに、舌を正しい位置に準備してから吹き始めることです。(舌を上あごにつけてからアタックする)
補足ですが、口でブレスするときに舌の位置が定位置からずれてしまっている(舌を上あごにつけてからアタックする)可能性があるので、鼻でブレスするようにすると良いでしょう。
一案としてウォームアップのときに、舌の位置を確認しながらアタックに注意しロングトーンをすると、舌を正しい位置において吹くことが習慣化していくと思います。
次にオケスタ メンデルスゾーン作曲 「真夏の夜の夢」から”結婚行進曲”のポイントをご説明いたします。
注意点は三つです。
[1]音量よりアーティキレーションを優先しましょう。楽譜にはフォルテと書いてありますが、オーケストラでは3人で演奏しますので、メゾフォルテ位で充分です。マルカートでハッキリ聞こえるように演奏することを意識しましょう。
[2]最初の三連音符は一番初めの音だけ大きくなりがちです。真ん中の二番目の音にもシッカリ息が入るようにしましょう。
[3]正確にクレッシェンドしましょう。楽譜では4小節目の4拍目からクレッシェンドと記譜されています、思い込みで一小節ごとにクレッシェンドをしてしまうことが稀にありますので注意しましょう。
以上の3点を3人の奏者が意識していれば、素晴らしいファンファーレになるでしょう。
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