トランペットレッスン日記36・・・ハイドン作曲 トランペット協奏曲その①
Fさんは今度の発表会でハイドンのトランペット協奏曲を演奏することにしました。
先ず最初に、E♭管トランペットで吹くかB♭トランペットで吹くかについて私の考えをお話しておきます。
コンサートでもオーディションでも楽器指定がない場合はE♭管を使い、B♭管の指定がある時、また練習する時はB♭管が良いでしょう。
その理由ですが、当然E♭管で演奏するのは簡単ですので音楽に、より集中し易いでしょう。
B♭管で吹くのは難しいですが、音色、テクニック向上のためです。
今回Fさんは、発表会で演奏するのでE♭管で演奏しますので、E♭管用の楽譜を添付し進めてまいります。
練習番号CからEまでには注意点が四つあります。
[1]先ず最初に、1つ目の実音Esがキチンと鳴り響いてること。
[2]次に、最初の三つの音、実音でいうとEs、F、Gがフレーズとして繋がっていること。オーディションでは最初のこの三つの音を皆聞いています。この三つの音が全てを制するといっても過言ではないでしょう。
練習方法としては練習番号Cから三小節を全てスラーで繋げて吹き、息の流れを確認します。確認できたら楽譜通り演奏します。
[3]アーテュキレーションは自由で良いでしょう、但しタンギングは基本的にマルカートで演奏しましょう。
[4]特に練習番号Eの前のB♭が続くところは、その前のエレガントなキャラクターとは対照的に軍隊ラッパのように演奏すると、コントラストがついて良いでしょう。
以上です、その②に続きます。
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