トランペットレッスン日記46・・・スケールのススメ
今回は毎日の練習でスケール(音階)の練習を取り入れることをお薦めしたいと思います。
簡単なC-Durだけでなく全ての調のスケールです。勿論、moll(短調)もです。
スケール(音階)の練習はたくさんの効果をもたらしますが、一例でこんな効果があげられます。
・音域の拡張
・曲中での指間違えの抑止
・ハーモニーを作るうえでの耳のトレーニング(和声感覚の育成)
・指のトレーニング
その他にもたくさんありますが、ざっと併記しただけでもこれだけあります。
スケールの練習はどの楽器でも必ず全調行います。金管楽器ではとかく、簡単な♯二つ、♭二つくらいまでしか練習しない方が多いようです。
弦楽器、木管楽器、ピアノ、声楽は全調行うのに、金管楽器だけ練習する調が限られているのはお粗末です。
また、トランペットにはハーバート・クラークのテクニカルスタディーというものがあり、それを練習することにより、全ての調を練習した気分になりがちですが、それはあまりにも単純すぎます。確かに指と唇のトレーニングにはなりますが、和声感覚の育成には物足りないと思います。私の恩師、コンラディン・グロート教授も同意見です。
和声感の育成という見地から、毎日、一つの調で良いのでゆっくりと練習することをお薦めします。一ヶ月もあれば、充分にマスターできるでしょう。
因みに、私の場合はほぼ毎日、全調を2オクターブ練習します。
効果はてきめんです、是非取り入れてみてください。
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