吹奏楽の旅 福島正紀、恩師との思い出 番外編in中学・高校編その16

さてコンクールの課題曲は決まった「風紋」

そして自由曲はZ先生からの提案と幹部で協議しつつ

黛敏郎の「饗宴」に決まった。この曲は原曲はオーケストラにサックスをフュチャーした完成度の高い曲。ラヴェルを感じさせる一曲だ。

幸い、サックスセクションが充実していて、なおかつ打楽器も充実、わたしブラスセクションのTOPでかなり強引にでひっぱった。

そして、当然、部員数がおおかった、だから50名を決めるのはオーディション。みんな音楽が大好きで集まった仲間。

そうすると40~50名の部員がコンクールに出演できない。私はいまでも感謝する。校内合宿があったが、その時の部員全員の食事を一生懸命、献身的に用意してくれた仲間には感謝しきれない。

この夏のコンクールは大編成、初出場。

ただ僕らはZ先生と一心同体、金賞を受賞するために深い練習をつづけた。辛い時、孤立したときもあった。

結果は小さなミスはあるものの、金賞を受賞。表彰式で賞状を頂きみんなの集まる場所に急いだ。

皆号泣、普段クールでユーモラスなことしか話さない、H先輩の男泣きを目の当たりにして、ボクも男泣きした。

本選には出場できない、いわゆる業界用語でもある「ダメ金」でもゼロからスタートした、苦難を乗り切り、断腸の思いでメンバーを絞り、この結果を出したことは、私は全国大会で金賞を受賞することよりも、素晴らしく、宝物となった。

部員全員とZ先生、顧問の先生と築きあげた奇跡だ。

そんな劇的な夏を過ごした部員たち全員で本当の夏休みをとった英気を養うために。

高校二年生の夏。

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