音楽家にもコミュニケーションスキルは必要。

某オーケストラのリハーサルで、コミュニケーションスキルの重要性を再認識しました。


リハーサルの曲は現代曲でしたので、最初に指揮者が作曲者に「曲に対する思い」「伝えたかった事」を皆さんに簡単にお話してくれるように依頼しました。


すると作曲者のコメントは「ここのハーモニーは、空が不安な感じで・・・」????さっぱり何をいってるのか分からない。


指揮者も楽団員も困惑し、「じゃあ、とりあえず音を出したほうが早い」ということで通したが、演奏してみても、モチーフから何の意味も感じ取れない、変わった中途半端な曲だった。


再度、演奏者が適切な解釈が出来るように、指揮者が機転をきかせて作曲者に「曲に対する思い」「伝えたかった事」をお話してくれるよう依頼しました。


しかし、返答コメントは同様・・・・コミュニケーションが崩壊している。


あまりにも、作曲者のコミュニケーションスキルと音楽センスの無さのため、不毛な時間となり、ビオラ界の重鎮教授がついに激怒!


「作曲者は自分の書いた曲で、自分の伝えたいメッセージを表現出来なければダメだ。それが出来ないのなら、せめて言葉で演奏者伝えられるようにするべきだ。メッセージがなければ、演奏、音楽をする意味がない」と仰っりました。


まさしく、その通りで私は教授に深く共感。


そして、「音楽もコミュニケーションである事」を確信し、音楽家だけに限らず、人前でパフォーマンスをしてお金を頂く人にコミュニケーションスキルは重要だと改めて学びました。



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