Birth of the MASA3 from Toshi Atelier HAMAMATSU


先日は国内は元より、世界中の名トランペット奏者達がマウスピースをオーダーする、11月にはBSフジでも放送された亀山さんのアトリエに行ってまいりました。



もう知り合ってから27年、前回は私だけの、世界に一つのモデル『MASA』を作って頂き、とても満足。



でも、繊細な口唇は最近、長時間演奏すると唇傷する時があるので、そのご相談に。。。亀山さんの後ろには熱心にずっとメモをとり続ける、寺島さん。



そして、



先ず新しく小さめのリムだけを作ってもらい、今のアンダーに装着…良い感じだが、アンダーとの段差が生じて息が上手く流れないため、音色がイマイチ。。。



次に、最初のリムでアンダーは普段のものをコピーしてワンピースで作って頂く…息の流れは良く音色は良くなったが、ハイトーンがあたらない。。。お し い「MASA2」



0.1ミリの削り加減の世界だが、中々上手くいかない…テスト&フィードバックを永遠と・・・



行き詰まった感はあったが、そこで亀山さんからのご提案



『元々使っているリムの形状で小さくして、アンダーはそのままのワンピースにしてみよう』



ここからは職人魂、巨匠の技術、そしてラッパ吹き同士にしかわからない、感とセンスの世界。



私が嫌いな言葉の一つだが「ガチっ」ていう表現なのかな。。。



そして、合間には恩師 佛坂教授のマウスピースのコピーを試奏させて頂いたりしながら、たった待つこと数十分、、、出来上がった!



最初の1音吹いた瞬間「excellent!!!!!」最高、最強。トランペット吹きならば、この気持ち伝わりますよね?



もう、青函トンネルを開通させた方々のような気分。砂漠で油田を掘り当てたような気分!!



もう楽しくて、最近はJAZZトランペット奏者と思われている私だが、DomesticaやRosenkavalierを吹きまくってしまっった、挙げ句の果てには、ファーガソンのスタートレックまで吹けてしまった・・・バテた(笑)



もう、この『MASA3』は私にとってマジックマウスピースだ!



「excellent」じゃあロックな感じなので「Sehr gut!!!」を連発してしまった。



かの有名なモーリス・アンドレは亀山さんに、一晩で4本作ってもらったけど、ボクは3本も作ってもらったぜ、、、あとは、練習するだけだな、待ってて下さい、トランペットの神 アンドレ先生。



COOLに語っているが中年、初老MASA、まだまだラッパ人生折り返し地点だ、前進あるのみ!!



その後の「さわやか」ハンバーグが美味しかったのは言うまでもない。。。。


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