マウスピースの基本的理解・・・亀山俊昭氏によるトランペットマウスピース講座2016年9月3日より・・・その3
マウスピースの基本的理解・・・亀山俊昭氏によるトランペットマウスピース講座2016年9月3日より・・・その3
*各部の役割、説明(その違いによる音への影響など)
リム(幅、形、大きさ径)ワイドリム、フラットリム、ラウンドリム奏者の好みでまちまちだが、、音の立ち上がり、柔軟性、持続性などに影響する。
カップ(形、深さ)Uカップ、Vカップ、浅いカップ、深いカップ)カップの形状も使われる楽器、奏者の好みで、多種多様だが、Uカップは明るめの音、早いレスポンスが得られる。Vカップは柔らかめの音。
スロート太さ 標準3.66mm(#27)~4.00(#22)~
スロート長さ 適正なバランスがある(カップ、バックボアとの関係)楽器をマウスピースを含めた一体だと考えると、スロート部分が、マウスピースのバランスを取る大切なポイントだと考え、スロートの入り口、出口のポイントを重視し、調整を加えている。
ショルダー 狭い(ナロー)、広い(オープン)息の入りの感覚が決まる。
詰まった感じ(狭い)、息が入りすぎる(広い)
バックボア形状、太さ
使用楽器、音楽用途、好みの吹奏感などで、各社、メーカー独自のいろんなサイズ、形状があり、一般的にブラックボックスになっている。
バックボア形状、太さで音程、音抜けが大きく異なる。
(サンプル)
#10<#7<#24<#87<T(ロータリー用)>#S(ロータリー用)
シャンクの太さ(レシーバー内でのギャップ幅)
トランペットのシャンクの太さは、ほぼ統一されているが、メーカー間、あるいは制作時期により、多少の太さの違いがある。ギャップの幅により、音の抵抗感、反応の良し悪しが出てくる。
亀山氏談
