Q29. 練習する時は立って吹くべきですか、座って吹くべきですか?

(20代 アマチュアトランペッター フリーター)

本番で行うパフォーマンスと同じ状況にあわせるのが効果的だと思います。
吹奏楽団、オーケストラのコンサートでは座って吹きますから座って吹くのが良いでしょうし、ソロのコンサートであれば立って吹くわけですから立って練習すべきでしょう。

少々お話が飛びますが、私は演奏家の体の使い方とアスリートの身体の使い方は、使う部分は違っても基本的な身体の使い方は相通じるものと考えています。
ある著名なスポーツトレーナーも同様に身体の使い方の重要性を提唱しています。

代表的な一例でいえば、体内の中心線(機軸)でバランスをとるということがあげられ、超一流のアスリート達はそれぞれ色々な動きをしていても体の中心線、機軸はブレないと言います。

演奏家にとってもこれは非常に重要且つ、大きな効果をもたらします。それを習熟するには多岐に渡るトレーニングがあります。

まず正しく立つ(体の機軸を感じる)ことをマスターしましょう。
立って吹くのが少しキツイ人は身体のバランス(機軸)がズレている可能性があります。

正しい立ち方を覚えたら立って演奏するのは楽になります。勿論、体内に機軸を感じることが出来たら座っても機軸がズレることなく楽に演奏できるでしょう。
時間をかけレッスンで身体の使い方を反復練習し一緒に覚えましょう。

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