Q40. トランペットの演奏技術で一番大切なものは何ですか?

(吹奏楽サークル所属 男子大学生)

ある人は”持久力”、ある人は”ハイトーン”、”速いタンギング”、”柔軟性”などを挙げるでしょう。
どれも大切であり、答えは千差万別で間違いはないと思います。様々な答えがある中で私は”音(音色、響き)”だと考えます。
なぜならば、トランペットの技術はベルから音が出てきて、初めて判断出来るからです。
そして、私達トランペット奏者は音を(大きく小さく、長く短かく、高く低く、速く遅く、硬く柔らかく等)処理して、他の楽器の響きと融合し音楽をするわけです。
ですから、融合(合奏)するにはその根本である音(響き)がシッカリと鳴っていることが大切だと私は考えます。
”ハイトーンが凄い”、”タンギングが速い”、”指がよくまわる”、”バテない”、”何でもパラパラ吹ける”等、どれもとても素晴らしいことです。
しかし、肝心の音(響き)がシッカリしていないのは所詮、贋物と思いませんか?
勿論、音だけ良くて何も出来ないのも困りますが、基礎、土台がしっかり出来上がっていれば多岐にわたる技術は早く着実に身につくでしょう。
インターネットなどで氾濫する情報に振り回されることなく、本質を見抜き、腰をすえて耳を使い、日々の練習に取り組んでみて下さい。

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