Q41. 楽器を試奏する時にどんな事に気をつければ良いでしょうか?
(20代 サービス業 男性)
以前、Q8で楽器を選ぶポイントをお答えしました。
今回は私の試奏の仕方をお話したいと思います。
楽器を選ぶポイントは下記の3点です。
[1]自分が求めている音色が出せる
[2]吹きやすいこと
[3]音程
そして試奏する際はメロディー等は吹かずに以下の内容を順番に確認します。
[1]開放(ピストンを押さない状態)の音程を確認
[2]ゆっくりと、一音一音大切にスケール(音階)を吹き鳴りムラがないか確認
[3]4度の音程を確認
[4]五線より上の音(ハイトーン)の抜け具合を確認
ピストントランペットとロータリートランペットでは次のことに注意します。(B♭管の場合)
■ピストントランペット
⇒五線内の実音A、C、Cis、Dが極端に低くないもの
■ロータリートランペット
⇒五線内の実音B♭が高すぎたり、B♭のオクターブが広すぎないもの、実音Fが低すぎないもの
最後に、補足として初心者~中級者の方にお伝えしますが、「納得のいく1本に出会わない限りは買わない」ということも大事です。
「試奏したら買わなくてはならない」という印象があるかもしれませんが、「気に入った物」が出てくるまではあせらず待つのが良いでしょう。