Q84. マウスピースをあてる位置
「マウスピースを当てる位置」で検索しておりましたら、先生のHPを拝見させていただきました。
私は、ずっと上唇が1/3下唇が2/3で吹いてきました。
ですから、マウスピースは下唇(顎)から当てておりました。
「下顎は、フリーに」とよく書かれてるのを見ますが下に当てる事で、感覚としては上唇(上顎)に自由であるように錯覚を起していました。
矯正しようと思い、上唇に2/3(上唇をマウスピースに収めようと)当てようとすると、上唇が厚いためマウスピース内に下唇が、ひっかかる程度にしか保てないのですが、これでも良いのでしょうか。
以前とは全く逆の当て方なので、戸惑っています。
上唇を収める為に中に上唇が入りすぎてるのか、こもったような音になるのですが、根気よく続ければ解消できるでしょうか。
それと、楽器を吹く時、上の前歯と下の前歯の隙間がかなり開くのですが、これは気にしなくてもいいでしょうか。
マウスピースのあてる位置に関しては、凡その目安で書いております。実際に拝見させていただかないとその人の最適な状況を判断できないからです。
私の持論ですが、上唇がマウスピースの中におさまるようにセットすると良いと思います。
そのためには、二点あげさせていただきます。
・マウスピースを上唇からあててる
・大き目のマウスピースを使う(BACHだったら、1、1C、1X、1 1/4Cなど)
下唇の件ですが、あまり気にしなくて良いと思います。
上唇を重要視してください。
マウスピースのあてる位置を変えるのは、非常に根気のいる作業です。
今までのあて方で問題なく演奏できるのであればそれは、それでOKだと思います。
全音楽譜出版社から「金管楽器を吹く人のために」というフィリップ・ファーカスが書いた書籍があり、ハーセスをはじめ、カデラベック、チコヴィッツなどのアンブシュアが掲載されているので参考にすると良いと思います。
是非、ためしてみてください。