Q92. 音の処理をきれいにするにはどうすればいいですか。音が後出しにならないようにするにはどうすればいいんですか。

私は、現在トランペット歴1年半の中学2年生です。先輩は2人(現在3年生)いましたが、ただ吹ければいいっていう感じでピッチを合わせたり、基礎もろくにせずに約1年間を過ごしてきました。
ですが、今年の夏。
2年生以上の全員が出ることのできる年に1度のコンクールの時期が来ました。
もちろん先輩は、最後のコンクールなので気合十分です。そして、今更になって基礎を十分にやり始めたり、私たち後輩に厳しい言葉を浴びせてきたりします。
今まで教わったこともないのに、音の処理ができてないとか、音が後出しになってるとか。。。説明を聞いてもわかりません。
なので、福島先生へ相談したいと思います。
音の処理をきれいにするにはどうすればいいですか。
音が後出しにならないようにするにはどうすればいいんですか。
長くなりすいません。
ご回答待ってます。


まず、厳しい言葉をあびせるのは、後輩のあなたに、「上達して欲しい思い」と、「自分に自信がないから」のどちらかでしょう。
忠告は忠告として受け入れ、自分が人(自分の後輩)と接するときに今の先輩のようにならないようにすれば良いのです。それが、先輩というものです。

さて、音の発音と処理は舌の使い方でほぼ決まります。
確認ですが、舌先は楽器を吹くときどこにありますか?

ポイントは三つあります。
①舌先は下の歯の後ろにセットします
②タンギングをするときは舌の中心より少し前の部分を上のアゴから離し「ター」と発音します。
③音を止めるときは舌を元の位置つまり、上アゴにつけます。

練習方法は単純です。まず、メトロノームを用意してロングトーンをしてみましょう。


①メトロノームに合わせて正確なタイミングで音を出せるようにします
そのためには、自分で4拍カウントして吹くのが有効です。

②次にロングトーンで、息がなくなるまで伸ばしてみましょう。
当然、息が少なくなると音が自然に減衰(小さく)なっていきます。
その減衰するときに優しく舌で音をとめるのです。

注意点は音の後押ししないポイントは、クレッシェンドしないようにすることです。
以上のことに注意し練習すれば、音の出だし、音の処理のクセは解決できると思います。

ロングトーン、単純な練習です、きっと普段もロングトーンなど行っていると思いますが曲を練習する前に5分~10分でも良いので毎日、注意深く続けてみてください。

またなにかあれば、ご質問ください。

Skype Lesson

コンサート情報

Facebook