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新マウスピース

マウスピースを新しくした・・・というかLechnerで使っていたマウスピースが新規に購入したSchagerlに若干、3ミリほどはいらなかったので、Schagerlでシャンクの太さにより最高のパフォーマンスが発揮できなかったので、C管も到着したタイミングでTOSHIアトリエの亀山さんにSchagerl用にMP制作の依頼をした。

リム:ブレセルマイヤー製 GT

カップ:TOSHI製 16EWS

ボア:TOSHI製 16EWS スロート4.0

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マウスピース講座・・・感謝。亀山俊昭氏によるトランペットマウスピース講座2016年9月3日より・・・その4

マウスピース講座・・・感謝。亀山俊昭氏によるトランペットマウスピース講座2016年9月3日より・・・その4

この講座の最後になるが、私のブログで記事を書くことに、快諾してくださった、亀山氏に感謝したい。

亀山氏のマウスピース製作歴

1978年、ヤマハアトリエ東京にて、マウスピース制作の実習

1979年9月、ドイツのヤマハアトリエハンブルグ開設(30歳)ドイツを中心としたプロ奏者のマウスピース対応、経験を積む(製作、改造)

1981年モーリス・アンドレ氏がハンブルグに来られ、マウスピースの製作依頼を受ける。これがきっかけで、以後、ヨーロッパ各地より(特にフランスから)多数の依頼を受けるようになり、自信を得、マウスピース仕事の面白さを体感できた。

1988年4月帰国、アトリエ東京後、本社勤務(39歳)

1991年アトリエ東京にて、再びマウスピース制作を再開、以後、国内外のプロ奏者からマウスピースの相談、製作依頼を受けた。

1999年9月 ヤマハ株式会社を退社(50歳)

2000年4月トシトランペットアトリエ開設

それまでの経験を生かし、プロアマ問わず、トランペット奏者、コルネット奏者のマウスピースのオーダーメイド製作を開始、現在に至る。

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マウスピースの基本的理解・・・亀山俊昭氏によるトランペットマウスピース講座2016年9月3日より・・・その3

亀山氏談

マウスピースの基本的理解・・・亀山俊昭氏によるトランペットマウスピース講座2016年9月3日より・・・その3

*各部の役割、説明(その違いによる音への影響など)

リム(幅、形、大きさ径)ワイドリム、フラットリム、ラウンドリム奏者の好みでまちまちだが、、音の立ち上がり、柔軟性、持続性などに影響する。

カップ(形、深さ)Uカップ、Vカップ、浅いカップ、深いカップ)カップの形状も使われる楽器、奏者の好みで、多種多様だが、Uカップは明るめの音、早いレスポンスが得られる。Vカップは柔らかめの音。

スロート太さ 標準3.66mm(#27)~4.00(#22)~

スロート長さ 適正なバランスがある(カップ、バックボアとの関係)楽器をマウスピースを含めた一体だと考えると、スロート部分が、マウスピースのバランスを取る大切なポイントだと考え、スロートの入り口、出口のポイントを重視し、調整を加えている。

ショルダー 狭い(ナロー)、広い(オープン)息の入りの感覚が決まる。

詰まった感じ(狭い)、息が入りすぎる(広い)

バックボア形状、太さ

使用楽器、音楽用途、好みの吹奏感などで、各社、メーカー独自のいろんなサイズ、形状があり、一般的にブラックボックスになっている。

バックボア形状、太さで音程、音抜けが大きく異なる。

(サンプル)

#10<#7<#24<#87<T(ロータリー用)>#S(ロータリー用)

シャンクの太さ(レシーバー内でのギャップ幅)

トランペットのシャンクの太さは、ほぼ統一されているが、メーカー間、あるいは制作時期により、多少の太さの違いがある。ギャップの幅により、音の抵抗感、反応の良し悪しが出てくる。

亀山氏談

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ご褒美

この三連休は育児どっぷり、堪能した。

二児の父親は育メンです・・・まさか、こんなじぶんがよく保育できるなんて信じられない。奇跡だ。

ただやっぱり、睡眠時間も少なく頑張ったのでご褒美に趣味の整骨院にいきました。先生たちのゴッドハンドでほぐしてもらい姿勢を矯正するのだ。・・・・明日も、いい日になりますように。

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良いマウスピースの条件とは?・・・亀山俊昭氏によるトランペットマウスピース講座2016年9月3日より・・・その2

私の考える良いマウスピースの条件とは!(亀山俊昭氏談)

*楽器(レシーバー)との合いが適正である。

隙間があったり、ガタつきがあると、音にすぐ影響する。

*リムの形状、大きさが演奏者の唇、アンブシュアに違和感がない。(厚い、薄い、大きい、小さい)など個人差があるので、気持ちいい感じが大事。

*吹き易いこと。(反応がイイ)吹奏感を大切にしている。

パッと吹いて反応しやすい、楽に鳴る(音域を含め)適度に息抜けも良く、音量のコントロールがしやすい。

*音質が、奏者の音の好みにあっている。

*音程のバランスが良い(低音~高音までの)

亀山氏談

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